え〜そうなの?そうなの!よーわからんっす
2002年12月3日ノリ阪神白紙も
「待ってくれなければ水に流す」
近鉄からFA宣言した中村紀洋内野手(29)は、3日、阪神と3回目の入団交渉に臨む。話し合いを前にした2日、中村は「結論を出すのはあくまで12月中旬以降。先方が待ってくれなければ、水に流れるかもしれない」と発言。メジャーのオファーが出そろうのを待っている現状だが、移籍決定的と見られていた阪神への入団を白紙に戻す可能性すら示唆した。
結論あくまでメジャーのオファー次第
丸1日ぶりに開かれたノリの口から飛び出した言葉は、実に強烈だった。大阪市内の自宅にこもり、FA宣言以来初めて無言を貫いた前日とはうってかわって、兵庫県美嚢郡で行われた「昭和40・48年会ゴルフ」に参加した渦中の男は、表彰式後に報道陣に囲まれ、まずは言った。
「あす(3日)、決めることはしない。全部(オファーが)出そろってから12月中旬に決めるって言ってるでしょ。前から言っていることを変えるのは男じゃない。阪神に何を言われても結論は出しません」3日に行われる阪神との3回目の交渉では、結論を出さないことを明言。あくまでこれまでのスタイルを変えないことを再度強調した。
そして続けたセリフは、これまで相思相愛と思われていた阪神との関係が微妙に揺らぎ始めていることをにおわせた。「自分自身、踏ん切りがつかないと(結論を出すのが)長くなってしまうかも。先方が待ってくれなければ、話が水に流れるかもしれない」
阪神側にとってノリの去就は来季のチーム編成に大きく影響する。それだけに「待てない事情もあるだろうし、(決断を)いつまでとも言ってくるでしょう。でもどれだけ待ってくれるかが、どれだけほしいかという評価に比例する」とノリ。巨人が11月中の結論を要望し、それには応えられないという形で巨人入りが消滅したことを考えると、阪神にもその可能性が出てきたことは否定できない。
メジャーからのオファーについては「まだないです」と話したが、4日にも浩子夫人を伴って渡米する。「家族旅行ですよ。仮に何かあったとしても、先に話したら僕の進路が妨げられるかもしれないし」メジャー球団との接触を否定しなかった。
阪神気長に待つ
阪神は、気長に待ち続ける姿勢を何度も強調した。野崎球団社長は、中村のコメントにも理解を示し「いつまでには、という期限は設けません。基本的には待とうと思っています」と中村の意向をすべて受け入れる従来の方針を貫いた。
3日の交渉は黒田球団本部付部長が、ひとりで交渉の席に着く。新たな条件は提示せず、あくまで次回の約束を取りつけることが主眼。今月中旬にメジャーのオファーが出そろった上で行う4回目の交渉がヤマ場と考えている。
近鉄、再アタックへ
近鉄が中村と2回目の交渉をもつ可能性が出てきた。交渉解禁となった11月13日に「6年契約、総額35億円」の条件を提示。当初は一発勝負の予定だったが、今月中旬まで熟考するとしている中村に、再度アタックをかける案が浮上した。
「全部の条件が出そろってまだ迷っている状況なら、決着する前に一度、話をしたいという気持ちがある」と梨田監督。1回目の交渉役となった足高取締役編成部長も「監督がそういう気持ちでいてくれているのは心強い。我々も交渉の場を設けてもいいのではないかと思う」と再交渉の可能性を示した。
磯村・大阪市長 近鉄に残れ
3日に阪神と3回目の交渉を行う中村に大阪市の磯村隆文市長(71)が痛烈な残留要請をした。「あのフルスイングができるのは周りが認めてくれているからこそ。別の球団であんな勝手なことはできない」と力説。阪神は「生え抜きにとっていい場所。中村選手がうまくはまるかどうかは問題」と話し、メジャーについても「アメリカ社会はとんがっていて、精神的にものすごく消耗する。社会の緊張度が違う」と否定的な意見を示した。近鉄にとっては思わぬところから現れた力強い援軍だ。
「待ってくれなければ水に流す」
近鉄からFA宣言した中村紀洋内野手(29)は、3日、阪神と3回目の入団交渉に臨む。話し合いを前にした2日、中村は「結論を出すのはあくまで12月中旬以降。先方が待ってくれなければ、水に流れるかもしれない」と発言。メジャーのオファーが出そろうのを待っている現状だが、移籍決定的と見られていた阪神への入団を白紙に戻す可能性すら示唆した。
結論あくまでメジャーのオファー次第
丸1日ぶりに開かれたノリの口から飛び出した言葉は、実に強烈だった。大阪市内の自宅にこもり、FA宣言以来初めて無言を貫いた前日とはうってかわって、兵庫県美嚢郡で行われた「昭和40・48年会ゴルフ」に参加した渦中の男は、表彰式後に報道陣に囲まれ、まずは言った。
「あす(3日)、決めることはしない。全部(オファーが)出そろってから12月中旬に決めるって言ってるでしょ。前から言っていることを変えるのは男じゃない。阪神に何を言われても結論は出しません」3日に行われる阪神との3回目の交渉では、結論を出さないことを明言。あくまでこれまでのスタイルを変えないことを再度強調した。
そして続けたセリフは、これまで相思相愛と思われていた阪神との関係が微妙に揺らぎ始めていることをにおわせた。「自分自身、踏ん切りがつかないと(結論を出すのが)長くなってしまうかも。先方が待ってくれなければ、話が水に流れるかもしれない」
阪神側にとってノリの去就は来季のチーム編成に大きく影響する。それだけに「待てない事情もあるだろうし、(決断を)いつまでとも言ってくるでしょう。でもどれだけ待ってくれるかが、どれだけほしいかという評価に比例する」とノリ。巨人が11月中の結論を要望し、それには応えられないという形で巨人入りが消滅したことを考えると、阪神にもその可能性が出てきたことは否定できない。
メジャーからのオファーについては「まだないです」と話したが、4日にも浩子夫人を伴って渡米する。「家族旅行ですよ。仮に何かあったとしても、先に話したら僕の進路が妨げられるかもしれないし」メジャー球団との接触を否定しなかった。
阪神気長に待つ
阪神は、気長に待ち続ける姿勢を何度も強調した。野崎球団社長は、中村のコメントにも理解を示し「いつまでには、という期限は設けません。基本的には待とうと思っています」と中村の意向をすべて受け入れる従来の方針を貫いた。
3日の交渉は黒田球団本部付部長が、ひとりで交渉の席に着く。新たな条件は提示せず、あくまで次回の約束を取りつけることが主眼。今月中旬にメジャーのオファーが出そろった上で行う4回目の交渉がヤマ場と考えている。
近鉄、再アタックへ
近鉄が中村と2回目の交渉をもつ可能性が出てきた。交渉解禁となった11月13日に「6年契約、総額35億円」の条件を提示。当初は一発勝負の予定だったが、今月中旬まで熟考するとしている中村に、再度アタックをかける案が浮上した。
「全部の条件が出そろってまだ迷っている状況なら、決着する前に一度、話をしたいという気持ちがある」と梨田監督。1回目の交渉役となった足高取締役編成部長も「監督がそういう気持ちでいてくれているのは心強い。我々も交渉の場を設けてもいいのではないかと思う」と再交渉の可能性を示した。
磯村・大阪市長 近鉄に残れ
3日に阪神と3回目の交渉を行う中村に大阪市の磯村隆文市長(71)が痛烈な残留要請をした。「あのフルスイングができるのは周りが認めてくれているからこそ。別の球団であんな勝手なことはできない」と力説。阪神は「生え抜きにとっていい場所。中村選手がうまくはまるかどうかは問題」と話し、メジャーについても「アメリカ社会はとんがっていて、精神的にものすごく消耗する。社会の緊張度が違う」と否定的な意見を示した。近鉄にとっては思わぬところから現れた力強い援軍だ。
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