コンサの新戦力に2001年在籍したウイルが加入!
2002年12月13日 コンサドーレ札幌がJ1昇格の切り札として獲得交渉を進めてきたFWウィル(28)が、来季1年間の期限付き移籍で加入することが12日、明らかになった。小山哲司チーム統括部長が「(ウィルは)来季1年間は期限付きになる」と明言。誤算だらけの外国人選手と得点力不足を一気に解消する手段に、札幌はウィル獲得を選んだ。
26試合24得点で得点王に輝いた札幌在籍の昨季。当然札幌も残留を望んだが、大分との交渉がまとまらず、横浜Fマリノスへ期限付き移籍した。しかし、同じブラジル人のラザロニ前監督(52)との折り合いがつかず衝突した。
さらに、10月26日の第2ステージ第11節では味方選手に蹴りを入れ退場、チームを解雇された。その後札幌を含む複数のチームがウィル獲得を目指したが、最終的に札幌に絞られて交渉が行われていた。
今週小山チーム統括部長ら強化スタッフもチームとともに大分入りし、大分側と最終的な交渉を行ってきた。札幌側は完全移籍を求めたが、大分側は期限付き移籍を主張。結局1年間の期限付き移籍で話し合いがまとまった。ジョアン・カルロス次期監督(46)もすでに小山チーム統括部長とウィル獲得について話し合った。ジョアン・カルロス氏もブラジル国内でラザロニ前監督と接触し、ウィルの性格など情報も集めている。
唯一の不安はジョアン・カルロス次期監督とウィルの折り合いがつくかどうか。それぞれの契約内容には衝突を防ぐための取り決めなども含まれる見込みだ。家族ともども“お気に入り”の札幌で、ウィルが汚名返上のリスタートを切る。
☆15日大分戦、カルロス新監督観戦
U-21日本代表候補合宿(9〜11日、横浜)に参加していたDF今野泰幸(19)が12日、コンサドーレ別府合宿に合流した。合宿初日は練習試合の疲れもあり、ランニングとセットプレー練習など軽めのメニューで終了。連続した代表合宿に「いい経験になりました」と振り返った。
また、ジョアン・カルロス次期監督が15日の天皇杯3回戦対大分を観戦することが決まった。来季のチームづくりのために観戦を希望していたもので、近日中に来日する予定。来日期間中には正式に監督就任契約を結ぶ見込み。
☆トライアウト、過酷30分限定サバイバル
サッカーの「Jリーグ合同トライアウト」が12日、東京・国立競技場で行われた。これは、来季契約更新されない選手に移籍のチャンスを、クラブ側には選手獲得の機会を設けるために、Jリーグと選手会の共催で初めて実施されたもの。コンサドーレ札幌からもMF奈良安剛(20)、FW田澤勇気(23)が参加した。
約60人のクラブ関係者が見つめる中、札幌の2人は30分の限られた時間の中で文字通りトライした。30分で自分のすべてをアピールするのは難しい。J2大宮の清雲栄純GMは「各クラブの強化担当にも選手にもメリットはある」と話すものの、参加した80人の選手それぞれが、生き残りをかけてのチャレンジ。短い時間で自分を際立たせるのは至難の業だ。
奈良はこの日が20歳の誕生日だった。前日、大分で練習をこなしてからの東京入り。この日はチームメートが誕生祝いをしてくれる予定で、トライアウト終了後に大分に向かった。20歳で戦力外。つらい思いもあるが「高校時代に国立に立てなかったですし、思い出にもなります。あとは、オファーがあればいいのですが」と複雑な胸中を明かす。
一方、入団1年目での戦力外となった田澤は、前日には京都でセレクションも受けた。「今は気持ちも切り替わっています」と最後まで現役続行に意欲を見せる。
今後、二人に他クラブからオファーがあるかは分からない。しかし30分間、必死にアピールしたのは事実。あとは結果を待つだけだ。
また、この日は札幌に以前所属していたMF村主博正(26、大宮)、FW有馬賢二(30、横浜FC)、DF小松崎保(32、横浜FC)、道産子のMF佐賀一平(22、山形)、田澤と同じく道都大出身のDF森直樹(25、C大阪)らも参加した
26試合24得点で得点王に輝いた札幌在籍の昨季。当然札幌も残留を望んだが、大分との交渉がまとまらず、横浜Fマリノスへ期限付き移籍した。しかし、同じブラジル人のラザロニ前監督(52)との折り合いがつかず衝突した。
さらに、10月26日の第2ステージ第11節では味方選手に蹴りを入れ退場、チームを解雇された。その後札幌を含む複数のチームがウィル獲得を目指したが、最終的に札幌に絞られて交渉が行われていた。
今週小山チーム統括部長ら強化スタッフもチームとともに大分入りし、大分側と最終的な交渉を行ってきた。札幌側は完全移籍を求めたが、大分側は期限付き移籍を主張。結局1年間の期限付き移籍で話し合いがまとまった。ジョアン・カルロス次期監督(46)もすでに小山チーム統括部長とウィル獲得について話し合った。ジョアン・カルロス氏もブラジル国内でラザロニ前監督と接触し、ウィルの性格など情報も集めている。
唯一の不安はジョアン・カルロス次期監督とウィルの折り合いがつくかどうか。それぞれの契約内容には衝突を防ぐための取り決めなども含まれる見込みだ。家族ともども“お気に入り”の札幌で、ウィルが汚名返上のリスタートを切る。
☆15日大分戦、カルロス新監督観戦
U-21日本代表候補合宿(9〜11日、横浜)に参加していたDF今野泰幸(19)が12日、コンサドーレ別府合宿に合流した。合宿初日は練習試合の疲れもあり、ランニングとセットプレー練習など軽めのメニューで終了。連続した代表合宿に「いい経験になりました」と振り返った。
また、ジョアン・カルロス次期監督が15日の天皇杯3回戦対大分を観戦することが決まった。来季のチームづくりのために観戦を希望していたもので、近日中に来日する予定。来日期間中には正式に監督就任契約を結ぶ見込み。
☆トライアウト、過酷30分限定サバイバル
サッカーの「Jリーグ合同トライアウト」が12日、東京・国立競技場で行われた。これは、来季契約更新されない選手に移籍のチャンスを、クラブ側には選手獲得の機会を設けるために、Jリーグと選手会の共催で初めて実施されたもの。コンサドーレ札幌からもMF奈良安剛(20)、FW田澤勇気(23)が参加した。
約60人のクラブ関係者が見つめる中、札幌の2人は30分の限られた時間の中で文字通りトライした。30分で自分のすべてをアピールするのは難しい。J2大宮の清雲栄純GMは「各クラブの強化担当にも選手にもメリットはある」と話すものの、参加した80人の選手それぞれが、生き残りをかけてのチャレンジ。短い時間で自分を際立たせるのは至難の業だ。
奈良はこの日が20歳の誕生日だった。前日、大分で練習をこなしてからの東京入り。この日はチームメートが誕生祝いをしてくれる予定で、トライアウト終了後に大分に向かった。20歳で戦力外。つらい思いもあるが「高校時代に国立に立てなかったですし、思い出にもなります。あとは、オファーがあればいいのですが」と複雑な胸中を明かす。
一方、入団1年目での戦力外となった田澤は、前日には京都でセレクションも受けた。「今は気持ちも切り替わっています」と最後まで現役続行に意欲を見せる。
今後、二人に他クラブからオファーがあるかは分からない。しかし30分間、必死にアピールしたのは事実。あとは結果を待つだけだ。
また、この日は札幌に以前所属していたMF村主博正(26、大宮)、FW有馬賢二(30、横浜FC)、DF小松崎保(32、横浜FC)、道産子のMF佐賀一平(22、山形)、田澤と同じく道都大出身のDF森直樹(25、C大阪)らも参加した
コメント