今日はコンサドーレ情報山瀬＆今野は？？

コンサドーレ札幌のMF山瀬功治へJ1チームから公式にオファーが届いていることが26日、明らかになった。現在、山瀬はチームとの契約更改交渉を3回行い、保留している。地元札幌出身の背番号10の行方は、予断を許さない状況になってきた。
山瀬の契約更改交渉は報道陣に公開されず、極秘に行われてきた。小山哲司チーム統括部長はこの日、「（他チームから）公式にオファーが来ている」と認め、山瀬に対しオファーの存在を開示したことを明らかにした。
現在、山瀬は8月17日の東京V戦で負った右ひざ前十字靭帯のリハビリ中。経過は順調で、最近では関東地方の病院へメディカルチェックに行くなど、復活へ向けて地道な努力を重ねている。
来年春ごろまではピッチに立てない山瀬だが、その大けがに関係なく浦和をはじめ複数のJ1チームが獲得に興味を持っている。U-21日本代表の主力として見せていた高い技術やボールキープ力に着目し、J2降格の札幌を狙い撃ちしてオファーを出してきたもようだ。
当然、札幌側も1年でのJ1復帰の切り札として山瀬を手放すつもりは毛頭ない。年内にも再び交渉が行われる見込みだが、小山チーム統括部長は「残ってくれるものと思っている」と札幌残留へ粘り強く交渉する構えだ。
U-19日本代表主将のMF今野泰幸には、他チームからの正式なオファーは届いていないが、札幌としては山瀬とともに残留へ全力を傾けていく。道産子エースの動向が、来季の札幌を大きく左右するのは間違いない。
　
☆藤ケ谷、700万円でサイン
コンサドーレ札幌は26日、北海道フットボールクラブでGK藤ケ谷陽介と3回目の交渉を行った。急きょ決まった交渉で藤ケ谷は50万円増の700万円（推定）でサイン。他チームからのオファーはなく札幌残留が決まった。
今季はリーグ戦4試合に出場。先発3試合は1勝1敗1分けと結果を残した。「来年は監督もGKコーチも代わるのでチャンスだと思う」と藤ケ谷。U-21日本代表で臨んだアジア大会ではスタメンを失い、「どんな状況になってもこの悔しさを忘れないようにしたい」と屈辱も味わった。
来年1月にはメンバー選考の場となるU-22日本代表カタール合宿に参加。藤ケ谷は「オフはありません」とフル回転で正念場の来季に挑む。
　

☆川崎スカウト・城福氏が強化部長就任へ
来季の強化部長にJ2川崎の城福敬スカウトが就任することが26日までに決まった。すでに契約を済ませており、石井肇強化部長（43）は今季限りで退団する。
また、名古屋から期限付き移籍中のFW森山泰行が移籍期間を1年間延長することが決まった。名古屋と札幌の両球団で合意したもので、レンタル料はなしで延長する。
横浜から期限付き移籍していたMF平間智和の札幌への完全移籍決定も26日、両球団から発表された。