山瀬は浦和レッズに完全移籍!今野は残留決定
2002年12月29日 コンサドーレ札幌のMF山瀬功治(21)が27日、浦和レッズと仮契約を交したことが28日、明らかになった。完全移籍で札幌と浦和で合意に達したもの。
昨年、世界ユースに出場、Jリーグアウォーズで新人王も獲得した札幌の“看板男”が、W杯を視野に入れ決断した。山瀬は今週、浦和でメディカルチェックを受け、27日に仮契約。来季からレッズの一員として五輪、W杯出場を目指すことになった。
札幌関係者によると、山瀬が移籍を志願したのは今月上旬。フロントにJ1移籍の希望を申し出、今月中旬、浦和サイドから完全移籍での正式オファーがあった。
小山哲司チーム統括部長が、山瀬に浦和からのオファーを伝えたうえ、札幌に残ることを説得したが、山瀬の移籍の意志は固かった。
今季J2落ちが山瀬の気持ちを動かした。日本代表ジーコ監督も、フル代表はJ1チームから選ぶことを明言している。札幌も山瀬の将来を考えた中での苦渋の決断となった。
道産子、そして背番号10が札幌を離れる。今季右ひざ負傷(8月)で途中戦線離脱したが“札幌の宝”の価値は、浦和が提示した移籍金のマックス(約2億円=推定)からも証明される。
きょう29日に札幌で山瀬本人が記者会見を行う。札幌生え抜きの男が、世界を目指し選択した道。サポーターにも納得できるコメントを、正々堂々と告げるはずだ。
□山瀬功治(やませ・こうじ)
1981年(昭和56年)9月22日札幌市生まれ。173センチ、70キロ。
5歳でサッカーを始め、SSSに所属。真駒内中の時にブラジルへサッカー留学する。北海高2年でインターハイ出場。2000年春に札幌に入団し、J2第10節湘南戦の延長前半にVゴールを挙げ、劇的なデビュー。同年秋にはU-19日本代表にも選ばれ、アジアユース選手権で活躍。01年には世界ユース選手権(U-20)に出場し、J1新人王も獲得する。
今シーズン、第1ステージ最終節で右ひざ前十字靭帯断裂(全治6カ月)の大けがを負い、現在リハビリ中。
☆今野はサイン
山瀬と同じく去就が注目されていたMF今野泰幸(19)は28日、4回目の契約更改交渉を行い、推定1150万円でサインした。
午後1時から始まった今野の契約更改交渉は、食事も挟み約3時間に及んだ“持久戦”の末のサインとなった。「考えることがいっぱいあって大変でした」と語る今野の表情は硬く、最後まで笑顔は見せなかった。
過去3回の交渉の中で、今野は他チームの動向も気にかけながら話し合った。実際、仙台は非公式ながら獲得に動いていた。小山チーム統括部長とともに交渉に当たった三上大勝強化担当は「うちのクラブの考え方、将来的なことも話して『一緒に戦ってくれるか』と言いました」と話した。
U-19日本代表のボランチ。山瀬とともにチームの看板選手でもある。それだけに必死で説得を続け、引き留めに成功した。
契約を結んだ以上は、J1復帰へ全力を尽くすのがプロの使命。「僕の選択した道が正しかったと思えるように頑張ります」と、自らの決断を信じて3年目のシーズンに臨む。
昨年、世界ユースに出場、Jリーグアウォーズで新人王も獲得した札幌の“看板男”が、W杯を視野に入れ決断した。山瀬は今週、浦和でメディカルチェックを受け、27日に仮契約。来季からレッズの一員として五輪、W杯出場を目指すことになった。
札幌関係者によると、山瀬が移籍を志願したのは今月上旬。フロントにJ1移籍の希望を申し出、今月中旬、浦和サイドから完全移籍での正式オファーがあった。
小山哲司チーム統括部長が、山瀬に浦和からのオファーを伝えたうえ、札幌に残ることを説得したが、山瀬の移籍の意志は固かった。
今季J2落ちが山瀬の気持ちを動かした。日本代表ジーコ監督も、フル代表はJ1チームから選ぶことを明言している。札幌も山瀬の将来を考えた中での苦渋の決断となった。
道産子、そして背番号10が札幌を離れる。今季右ひざ負傷(8月)で途中戦線離脱したが“札幌の宝”の価値は、浦和が提示した移籍金のマックス(約2億円=推定)からも証明される。
きょう29日に札幌で山瀬本人が記者会見を行う。札幌生え抜きの男が、世界を目指し選択した道。サポーターにも納得できるコメントを、正々堂々と告げるはずだ。
□山瀬功治(やませ・こうじ)
1981年(昭和56年)9月22日札幌市生まれ。173センチ、70キロ。
5歳でサッカーを始め、SSSに所属。真駒内中の時にブラジルへサッカー留学する。北海高2年でインターハイ出場。2000年春に札幌に入団し、J2第10節湘南戦の延長前半にVゴールを挙げ、劇的なデビュー。同年秋にはU-19日本代表にも選ばれ、アジアユース選手権で活躍。01年には世界ユース選手権(U-20)に出場し、J1新人王も獲得する。
今シーズン、第1ステージ最終節で右ひざ前十字靭帯断裂(全治6カ月)の大けがを負い、現在リハビリ中。
☆今野はサイン
山瀬と同じく去就が注目されていたMF今野泰幸(19)は28日、4回目の契約更改交渉を行い、推定1150万円でサインした。
午後1時から始まった今野の契約更改交渉は、食事も挟み約3時間に及んだ“持久戦”の末のサインとなった。「考えることがいっぱいあって大変でした」と語る今野の表情は硬く、最後まで笑顔は見せなかった。
過去3回の交渉の中で、今野は他チームの動向も気にかけながら話し合った。実際、仙台は非公式ながら獲得に動いていた。小山チーム統括部長とともに交渉に当たった三上大勝強化担当は「うちのクラブの考え方、将来的なことも話して『一緒に戦ってくれるか』と言いました」と話した。
U-19日本代表のボランチ。山瀬とともにチームの看板選手でもある。それだけに必死で説得を続け、引き留めに成功した。
契約を結んだ以上は、J1復帰へ全力を尽くすのがプロの使命。「僕の選択した道が正しかったと思えるように頑張ります」と、自らの決断を信じて3年目のシーズンに臨む。
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