今日は大きく語らず！コンサ情報のみ

コンサドーレ札幌は28日、札幌ドームで練習した。チームは、U−20の合宿（2月3日〜7日、13〜22日）とチームの豪州キャンプ（2月4日〜）が重複するMF今野泰幸（20）に対し、代表の主力ということも考慮し、3月18日から開催されるWユース選手権（UAE）の選考でもある代表合宿を優先させる方針を固めた。また、U−23カタール国際大会の遠征から帰国したGK藤ケ谷陽介（21）は、この日の練習から合流した。
午前練習が終わり報道陣に囲まれた今野は「微妙な時期ですし、気持ちは複雑です…」と、シーズン始めでいきなり代表合宿とチーム合宿が重複する日程に苦笑いした。
しかし、チームは今野の将来を考慮した。小山哲司チーム統括部長は「代表ではキャプテンも務めた選手。経験したことをチームに生かしてもらえれば…」と致し方なしの表情。もちろん、ジョアン・カルロス監督来札後に改めて話し合うが、現段階では代表合宿に参加させる意向だ。
　今野にとって今季は、フル代表を目指す上でも重要。世界ユース選手権の主力候補だけでなく、活躍次第では五輪代表の可能性もある。自身も「ワールドユースで活躍すれば、（五輪）メンバーにも入れると思うので…」と気持ちを引き締めた。
　世界ユースの日程の関係で豪州合宿のみならず、J2開幕4〜5戦も欠場を余儀なくされる。チームにとっては痛いが、MF森下仁志は「国を代表していく訳だし。今野のおんぶにだっこにならないようにしないと」と気持ち良く送り出したい思いだ。
　ワールドユースの最終エントリーは3月13日に予定されている。今野は「世界との差を感じたくないし、負けたくない」とチーム、代表両方の練習でレベルアップを目指す。
　
相川は選ばれず
昨年12月、U−19代表（現U−20世代）候補に8カ月ぶりに復帰したFW相川進也（19）は、今回惜しくも選考からもれた。12月の合宿では右太もも違和感で思い切ったアピールもできなかっただけに、「悔しさはあります」と唇をかむ。しかし、「最後まで代表をあきらめない気持ちで練習をやっていきたい」と前向きに話した。